折口医院

在宅医療に関する質問

在宅医療を受けるにはまずどうしたらいいですか?

まずは、家に帰りたい、家ですごしたい、という希望をはっきり意思表示するところから始まります。最初は「在宅なんて無理」と家族が言っていた場合でも、強い意思を、くりかえし何度も訴えれば、御家族の心も動きます。

具体的に在宅医療を受ける話をすすめていきましょう、という段階になれば、窓口となる人に相談をしましょう。
入院中の方であれば地域連携室や病棟ソーシャルワーカーが窓口である病院が多いです。介護施設入所中の場合には担当のケアマネージャーがいます。
担当のケアマネージャーが決まっていない場合には、お住まいの地域にある地域包括支援センターに相談しましょう。もちろん、在宅医療を引き受けてくださる医療機関、あるいは訪問看護ステーション・介護ヘルパーステーションなどに直接相談されても大丈夫です。

在宅治療は誰でも受けられるのでしょうか?

希望さえあれば、誰でも、どの段階であっても在宅医療を受けることができます。

たとえば癌で今日明日の命と予測されていても、家に帰ることは出来ます。
人工呼吸器など、高度な医療を受けている方でも、在宅で同じ治療を続けることも可能です。

往診と訪問診療の違いは?

計画的に訪問する在宅医療を「訪問診療」と呼びます。たとえば、毎週木曜日、14時から14時30分頃に自宅におうかがいします、というように。これは言わば「定期的な往診」と呼べる状態ですが、「定期の往診」とは言わずに「訪問診療」と呼んでいます。
往診とは、この「計画された訪問診療」ではなく、臨時に患者・家族などの求めに応じて在宅におうかがいする診療です。

往診と訪問診療では、費用も違います。
また、往診には回数の制限はありませんが、一般的な疾患では訪問診療の回数は週3回までと制限があります。(回数制限のない疾患や病状もあります。)

夜間、休日の対応は?

在宅療養支援診療所であれば、原則として24時間365日の対応はしていただけます。必ず往診してもらえる、という意味ではなく、電話対応だけの場合もあります。在宅療養支援診療所のなかでも、「機能強化型」在宅療養支援診療所の場合には、夜間休日に連絡がつかないという心配はありません。もし可能であれば「機能強化型在宅療養支援診療所」にかかりつけ医をお願いすればいいでしょう。

当院は4つの在宅療養支援診療所で連携し、機能強化型として活動しています。

現在本人が病院で入院・治療を受けています。いまから在宅治療に変更することはできますか?

本人・家族の希望があれば、いつでも在宅医療に方向転換することは可能です。病院の主治医によっては、「こんな状態なのに退院は無理」と言われる場合もありますが、「こんな状態だからこそ家に帰りたい」と希望を明確に伝えて相談されれば在宅医療への道は開けます。
病院の地域連携室、あるいは在宅主治医や訪問看護ステーションなど、味方になってくれる人を探しましょう。

在宅の生活環境を整える必要がある場合もあります。介護保険の申請や、介護ベッドの手配などです。もし在宅療養の希望があれば、早めに相談を始めましょう。

在宅医療と病院での医療、費用的にはどちらが負担が少ないでしょうか。

外来通院治療と在宅医療を比べれば、一般的には在宅医療のほうが高額です。在宅医療と入院治療を比べれば、一般的には入院のほうが高額です。
なお、高額療養費という制度があり、年齢や所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められています。在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法などを受けていても、月間の医療費支払い額は上限額を超えることはありません。75歳以上で1割負担の場合には、通常は月額12,000円が上限額です。それ以上の医療費自己負担はありません。

またいくつかの条件を満たすことにより、さらに負担を軽減する仕組みも設けられています。
費用について御心配であれば、病院の患者相談室、地域包括支援センター、在宅担当医やケアマネージャーなどにお気軽に御相談ください。
生命保険によっては、障害の程度により生前に給付を受けることが出来る場合もありますので、御相談ください。

本人が在宅治療を望んでいますが、家族などのサポートが難しい状況です。どうすべきでしょうか。

在宅療養は、一人暮らしの方でも大丈夫です。介護保険をはじめ、医療・介護・福祉の制度を総動員すれば、身寄りのない方でも自宅で最期まで生活できますし、自宅での看取りも可能です。

もし介護保険を活用してもサポートが足りないようであれば、地域のボランティアの力を借りるなど、本人の希望を支える仕組みはありますので、けしてあきらめる必要はありません。
私どもは、一人暮らしの方でも在宅で最期まで生活できる地域社会の実現を目指しております。本人の希望をかなえるために、いっしょにがんばりましょう。

広島市以外でも対応は可能でしょうか?

当院は広島市中区・西区・南区・東区がおもな担当範囲です。あまり遠い場所だと対応できません。近くでかかりつけ医を探すのがよいでしょう。
どの地域にも地域包括支援センターがありますので、大丈夫です。まずはお近くの地域包括支援センターで御相談ください。

現在は健康ですが、将来なにかあった場合在宅治療を受けたいと思っています。準備しておくことなどありますか?

準備することは2つあります。

ひとつは、かかりつけ医をもっておくことです。かかりつけ医というのは、病気に対応するだけではありません。健康診断や予防接種など、健康な時から何でも相談できる医師を決めて、将来をお願いしておくことがいいと思います。もちろん、往診や訪問診療、最期の在宅看取りまでお願いできるかどうか確認した上で かかりつけ医を選ぶのが良いでしょう。

もう一つは、家族に在宅医療のこと、延命治療のことなど、ふだんから何度も話をして、希望を伝えておくことです。できれば紙に書いて、テレビの近くや電話機の横などに張り出しておくのがいいと思います。こうしておけば、何かあった時に御家族が「そういえば在宅医療を希望していたな」、「延命治療はしてほしくないと言っていたな」と思いだしてくれますので、決断が必要な場面で本人の希望に沿った決定をしてくれると思います。

将来自分が認知症などになった場合でもいまから望んでおけば在宅治療を受けられるのでしょうか?

認知症になってくれば、正常な判断がむずかしくなります。家族や周囲の人が、本人の代わりに決断をしていく場面が出てきます。それだからこそ、認知症になる前に、自分の意思・希望をしっかり表明しておくことが重要です。

認知症の方であっても、それも認知症一人暮らしであったとしても、在宅治療を受けることは出来ますし、在宅で最期まで、看取りまですごすことも可能です。
ふだんから家族と相談をして希望を伝えておいたり、希望を紙に書き出して張り出しておくなど、意識がしっかりしているうちに行動しましょう。

身寄りがなく一人暮らしの場合には、かかりつけ医やケアマネージャーに希望を文書で伝えておきましょう。

在宅治療を受けていて、突然容態が悪くなった場合はどうすればいいですか?

状況と、御希望次第です。

肺炎など、回復が期待できる状況であれば、病院に入院を手配していただき入院治療を受けることももちろんできます。癌の末期や老衰など、回復が期待できない状況での容態悪化であれば、そのまま在宅療養を続け、在宅で看取りまでおこなうことも可能です。 最期は自宅で、と決めていても、病状の経過のなかで やっぱり入院したいと希望が変わることもあります。よくあることで、それでよいのです。希望が変われば、それに応じた対応をとってもらうことが可能です。

なお、「最期は自宅で」と決めている場合には、状態が悪化しても救急車は呼ばないでください。救急車を呼ぶ、ということは、救命治療をしてください、という意思表示となり、病院に運ばれて積極的治療が開始されることになります。それが望まない延命治療だとしても。最期が近く、最期は自宅で、と希望されている場合には、救急車ではなく在宅主治医に連絡をしましょう。

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